瑞々しいからだ10
~季節の経過と共に5(初夏・梅雨)

初夏・梅雨は消化器と呼吸器の季節です。
「首の後ろ側中央の両サイド・腋の下・お腹の側面」といった体側の線と、
「胸の筋肉・脚裏の筋肉・肘」といった
呼吸器の部位が焦点となります。
初夏は爽やかな季節であるのに対し、
梅雨はジメジメと過ごしにくい季節ですが、
体の焦点は同じ場所です。
ただ、梅雨には湿気による影響を取り除くために工夫が必要になります。
【初夏・梅雨の健康法】
① 汗を内攻させない
汗を一度引っ込めてしまうと、
せっかく排泄された毒素や老廃物も再吸収されてしまいます。
この季節における急性病の大部分の原因が、
この「汗の内攻」によるものです。
夏の暑い盛りなら、一度引っ込めてもすぐに吹き出してきますが、
時折冷たい風も吹くこの季節では注意が必要です。
汗を内攻させた時は、
『足湯』か『後頭部の温湿布』を行い、
引っ込めた汗を出すようにして下さいね。
② 積極的に汗をかく(呼吸器系)
初夏から夏までの健康法はこれだけといってもよく、
これらの季節にどれだけ汗を滞らせずにかくかが、
健康を高める大きな要因となります。

そのためには、『大股で歩く』ことが最適です。
帰宅時に家が見えてきたら大股にする、
など、20歩程度でもいいので、時折大股で歩くといいです。
ポイントは太ももの裏側を十分に伸ばすことで、
速く歩く必要はありません。
肩を軽く後方に引き、胸で歩くつもりで行って下さい。
③ 食を慎む(消化器系 泌尿器軽)
食べ過ぎればだるくなるのは腎臓に負担がかかるからです。
特に梅雨は湿気のため呼吸器と泌尿器に
ただでさえ負担がかかっているので、
少しの食べすぎが体調を乱すもとになりがちです。
この時期に風邪をひくのは、
腎臓が弱い人が汗を引っ込めた場合です。
体が重く感じられたら食事の質を落とすと体は軽くなるので、
『減食法』が最適の季節です。
湿気のために拡がった肝臓が引き締まり、
弾力が回復してきます。

④ 就寝中の冷えに注意(泌尿器系)
睡眠中の隙間風は、この季節も夏や秋と共に注意が必要です。
特に、寝しなにお風呂に入ってはいけません。
秋と同様、明け方に冷える日が多いためで、
就寝中に余分な汗が出て疲れたところに
冷えの影響を受けてしまうからです。

⑤ 思ったことを行動に結びつけること
春はうららかに夢見る季節でしたが、
この季節はそれらを現実に具体化する季節になります。
呼吸器の活性化と共に行動力が出てくる季節だからです。
そして、それによって秋には豊かな実を収穫することにつながってきます。
【初夏・梅雨のからだのケア】
・大股歩き・坐骨の愉気
だるかったり、息苦しい人は、
湿気の影響で坐骨神経周辺の筋肉が硬直しています。
そこの部位を弛めるように押さえたり、思い切って大股に5~6歩歩けばだるいのが取れます。
坐骨に指を当てて、そこで行気するのもいいです。
・入浴法
『2度差入浴法』も、この季節にはよく、
特にだるい時には『中毒の入浴法』も効果があります。
2度差入浴法
適温で入浴し、全身が温まったと思ったら立ち上がり、足湯をしながら体を拭く。
この間、追い焚きするか湯を入れて温度を上げる。1分位。
2度位上がった湯に再びつかる。熱いのを少しこらえて出る。
中毒の入浴法
子供で7~10分間、大人で15~20 分間が目安。
度位から徐々に差し湯をして 度以上に熱くしていきます。
時間をかければかけるほど有効ですが、
熱くなってからは余り無理をしない。
顔からの発汗はいくらあってもいいですが、
心拍数が倍以上になったら出るべきです。
・自動運動
この季節は機械も錆びやすいように、
人間の体も鈍っているため、
動きがなかなか出にくいですが、
一旦発動すれば大きく動き、爽快感に包まれます。
また、梅雨は磁場の影響に変化があるためか、
寝た姿勢と起きた姿勢とが非常に異なる場合が多いです。
夜に自動運動を行い、その最後に寝ている位置、
その向きに布団を合わせて就寝すると、深い眠りが得られます。
・肝臓のケア
だるかったり、息苦しい時には『肝心行気』。
『肝臓のこんにゃくの温湿布』も有効です。
肝心行気
左手を心臓に右手を肝臓に当て、両掌から息を吸って吐きます。
みぞおちの辺りが温かくなればいいです。

初夏から夏までは積極的に行動することを心がけ、
休んでも疲労が残る場合は上記の健康法・ケアで発汗を誘導することです。
特に注意するのは汗の内攻です。
