“い  座”の整体

無意識の反応にきいてみる

からだの求めている要求を発見し、整体(整った身体)で表現し、生きる。

「無意識」というと、何気ない動作。
例えば、歯を磨いたり顔を洗ったり、歩く時にどうやって足を動かしているのか、など。
一つ一つ気に留めないで、いつの間にかやっていることが日常には有ります。
家を出た後にしばらくして「鍵をかけたかな?暖房は切ったかな?」と不安になって戻ったりすることが有りますが、そういったことも無意識にやっていることですね。

手や指を身体(肉体を含めた、意識・無意識、思考、感情など、心身総体としてのカラダ。物理的・生理的・神経的な肉体としてのカラダは”体”表記にしています)に当てるということは、その身体と関係ができます。関わりが有るということは、それに対してその場所に無意識の反応が起こります。

「あ、安心できる。」「ちょっと待って、まだ準備が…」「何だこれは!?」など、受け入れる、反発する、鈍くなって反応が返ってこない、過敏に警戒する。といった反応が返ってきます。

そこで、反発や過敏な反応がが起きない手や指の当て方をすることになります。
そうすると、その場所の要求が出てきます。
「安心したい」「活発になりたい・冷静になりたい」「この方向へ動きたい」「そのままにしておいて」「もう少し関わっていたい」と。

こういった要求は、手や指を当てている所や、その時だけでなく、身体全体としても何かをする時、選ぶ時など常に有ります。

そんな要求は、意識的な物ではないので、自分でも分かりません。
「そんなことはない、全て意識して考えて行動している」と思う方が大半だと思います。

日常の行動だけでなく、まばたきやくしゃみなどの反射的な動きも身体の要求としての現象です。また、寝相や伸び・あくびなどをする時の動きは、手をどうする、足をこうする、右側はもう一回、など考えずに動いています。

この、無意識の反応が活発に動くことで身体の働きが高まり、身体の持っている力を充分に発揮できる。そして、意識的な動き・活動もスムーズになってきます。

整体での”無意識”の反応・要求と共に、そのベースになっている「潜在意識」にもスポットを当てることをしています。

背骨にきいてみる

着手した瞬間に弛んでいき、痛みや不調のキッカケを解消。

背骨は、腰・胸・首の脊椎という骨が連なって脊柱と言いますが、一本の骨ではないことは現在では皆さん、よくご存じですよね。

この背骨を構成している椎骨には、一つ一つ役割が有り、運動・心理的・生理的な身体の働きが表れています。

止めようと思っているのに、つい甘い物に手が出てしまう、やる気はあるのに動けない、つい言いすぎてしまう、これらも椎骨がそうしてしまう状態になっているのです。
つまり、骨が表現しているように体(肉体としてのカラダ)が、心が動いてしまう。
  ※カラダ=ことば・記号としてのカラダ

それは、心や意識の問題ではなく、身体(肉体を含めた、意識・無意識、思考、感情など、心身総体としてのカラダ)の問題だと言えます。

最近は、万引きを繰り返してしまう人を、生い立ちや善悪、意志ではなく、体の病気ではないかという見方がでてきています。

そして、よく使っている、負担が掛かっている、怠けているなどによって、その骨が飛び出したリ引っ込んだり、右や左へ、上へ下へ、そして捻じれる、といった動きをします。

その動きが恒常的になって固定化したもの、あるいは刺激が強過ぎて残って取れないままになっている状態を、「背骨が歪んでいる」と言われる状態です。

手を当てて、身体の訴え、表現を背骨にきいてみることで、自分自身の身体との深い絆を育みましょう。

動きにきいてみる

自分の動きの癖を作り出す原因を見つけ、自分で作っているハードルを抜ける。

「腰痛持ちなんです。体が歪んでるんだと思います。足を組んでしまう癖が有って…」というような展開の話をよく聞きます。
皆さんそれぞれ、頬杖ついてしまう、とか、鞄を同じ側に掛けてしまう、といった身体の癖が有ると思います。そのために体(骨格)が歪んで痛みや不調の原因になるという考え方になってきます。

その癖の対処として、足を逆に組む、鞄を逆に掛ける、顔に手が付かないように深く、あるいは浅く椅子に腰掛けたりする事が多いと思います。
しかし、それで解消されることはまれではないでしょうか。
なぜなら、その癖をすることが体にとって快適だからです。
体は、苦痛なことはしたくないので、逆にされたりすると落ち着かず、緊張が生じてしまいます。
針金を折る時に、曲げる・逆方向に曲げるを何度も繰り返すように、無理をしていると、体を痛めてしまうことになります。

癖が体にとって快適だというのは、その癖を行うと楽になる要因が有るからです。その要因を解消するために癖という形をとります。
例えば、お腹が痛くなると、そちらへ体を曲げて手を当てますよね。それを逆に体を曲げるのは、非常に不自然で、体は違和感を感じて緊張し、落ち着かない状態になります。
足を組んでしまうのは、体が捻じれを起こしているので、足を組むと楽になる。だから組んでしまう。足を組まないようにしたり、逆に組んでも体の捻じれが解消されないので、落ち着かないんですね。

自分がしている姿勢で(癖)の要因とは、その姿勢(癖)がしやすくなる状況を作っている状態のことです。大きくは、食べ過ぎ・飲み過ぎ、冷え、頭・眼の使い過ぎなどですが、季節の影響も大きく関わります。
最も注意が必要なのは心的なショックですね。
転んだ、事故を起こした、失敗した、怒られた、ヒヤッとしたなど、その一瞬のショックが有った姿勢を、体が記憶してしまいます。そのため、今まで難なく出来ていたことが急にできなくなるというようなことも起こってきます。そして、その姿勢が後々に残ってしまいます。

このように、生活の中にある要因が、習慣によってついてしまった癖として歪み・偏りを作ってしまいます。

動きにきいてみることで、鎧を脱いだ自分自身を見つけて下さいね。