今回の振り返りの会では、
主宰の沼田さんが、フランスでの体験から、
ジル・クレマンの「動いている庭」から受けた刺激が、
おとあそび工房のワークショップや舞台との重なりを見たことが中心になった。

そこから、「多様性」、「共生の美学」ということを、
おとあそび工房の説明として語られた。


沼田さんがフランスから帰られた時から
「動いている庭」の話は聞いていたが、
特に調べず、映画も見ていない。

先に知識として入れてしまうと、
沼田さんが、「そこから何を見たのか」がボヤけてしまい、
自分の思ったことや仕入れた知識が先行してしまう…。
などと、自分の勉強不足の言い訳をしてしまう。

沼田さんは、「動いている庭」に“多様な種の共生”を見て、
その方法として、“観察”ということに注目された。
振り返りの会では、
そのことが中心に話が拡がって行った。
おとあそび工房では、
“芸術と福祉の狭”の活動としてある。

福祉の部分では特に、観察をすることで理解が深まっていく。
同時に作品作りにも「観察」の重要性を見出す。
「観察」によって多様な種を理解することになり、
共生の方向が見えてくる。

そこで、「内向き」という表現があった。
ワークショップに参加している人は、「観察」できる。
しかし、「観察」してきていない初参加の人の場合はどうか?
という疑問であった。

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